”macOS Siri”?

”Siri”は、かなり愛されている機能だと言うことは私でも分かる。たくさんの人が使っている機能を利用しない手はなかったと思ったのか”macOS Sierra”に於いて、デスクトップやラップトップの最も使いやすい場所に、自社の全てのデバイスの管理を”Siri”の統括下に置くという発想は、予期していた数に全く達しなかったようである、
最も愛されている(盗聴機能付き)音声インターフェイスを利用して、ユーザーの環境を引き出し、アプリの利用傾向、好まれるアプリ・嫌われるアプリの現場調査をして、ディベロッパーには情報提供を行い、望まれるソフト開発を推奨し、ダウンロード手数料を稼ぎ、自社のものは「”アップルが考えた”画期的なソフトウェア」を開発したと発表するためだと思われる。
また肝心のMacに魅力が無いので、最近の若者のラップトップ離れも加わり、コンピュータからリタイヤしないためにアップルとしては、デスクトップやラップトップを利用し続けるユーザーの嗜好データが、どうしても欲しかったのだろう。そして「”アップルが考えた”画期的なニュー・マック」で巻き返そうと夢見ていたに違いない。
ところが、メジャーアップデートなのに”macOS Sierra”が、全く人気が無い。ハードやソフト開発の要になる、音声認識”Siri”がユーザーの利用の要にならなければ、Mac、iPhone,iPad,Watch,等を一括管理して、スパイを大量に送り込むことが出来ない。これまでのアップル???の先見性が失われる?、と判断したのだろう。
”macOS High Sierra”においては、これまで成功してきた、切り捨て戦法で何とかユーザーに「Siri」を中心としたアップデートを強引に推し進めるため、まずは構造上、MacOS10.5が動作するMac、つまりPPCコードの走るマシンをサポート対象から外すと表明して「時代は変わったよ」というメッセージにしたかったのだろう。全く、今回の切り捨てアップデートは、”macOS High Sierra”を使わない人にとって、性能とは全く無縁である。切り捨てられた新品のマックが現れた場合、そのままではアップデータが機能しないのだろう。
更にアップルの強みである、Win7では普通に使える”H265”コーデックを人質にとって、今後の配信映像ビジネスを”H265”で推し進め、下位の機種では再生できない環境に追い込み、無理にでもアップデートをやむなくなるまで、推し進めていく可能性もある。
“Siri”は日本国内のスマホの1/4のシェアを持つのに、”macOS High Sierra”へのアップグレードに何故そこまで執着するのかが謎だった。そこで悪質不動産屋の論理を思い出した。空室が続くと部屋に問題があると言い出し、トイレのおしり洗い器を付けると若い人が喜び、入居者が増えますとか、エアコンが新しいと、ぐっと高級感が増しますよと持ちかけ、大家をだましてお金を取る詐欺のことをいう。
新しいマックが開発できない・生産・販売も出来ないとなれば、マックユーザーにソフトを買わせて、安く提供し、その動作環境を”macOS High Sierra”以上で縛れば、盗聴の仕掛けは整う。
しかし、満足しているユーザーに「OS」を変えてしまうようなソフトをどうやって、売るのだろうか? と思いきや「FinalCutPro」や「Logic Pro X」などでは既に行われているようだ。そこで懇意のソフトハウスと組んで、プログラムの使われ方や男女差を統計という、受ける要素を提供し、OSのアップデートと同調するように働きかけるわけだ。販売後アップデートで食いつなぐ、ソフトハウスにはバグフィックスを生の環境が手に入るわけで、貴重な助けになる。ソフトの主な利用方法がわかれば、新製品発売に役立つと云うわけだ。
MacOS をインストールする際、あなたの情報を匿名で提供しますか? と訊かれる、あれが自分の環境を明け渡すやり取りなのかも知れない。
iSightやSiri、ドライブの仕様状況などでユーザーのデータをかき集めて、”アップルが考えた”ソフト開発につなげ、ワイワイ盛り上げて稼ぐという良く出来たシステムである。
ちなみにMetalはOpenCLの後継の働きを行うとされているが、Intelの切り捨て話も浮かび上がっている。これまでアップルのTHUNDERBOLTの、枝分かれチップを担当してきたintelが、グラフィックの性能をドンドン上げている。
Windows上ではIntel用のSKD[プログラムの開発キット]が開発され、高速化に貢献している。IntelのグラフィックはWindowsで大変重宝されているという。当然値段も上がるので、生意気なインテルが去っても、別のメーカーに切り変えるための、橋渡しと聞いている。取りあえず、nVIDIAの環境を手に入れられる人は全くレベルの低い話なので気にする必要は無い。問題はかなりの人が心配している、BlackMagicのDaVinchの意向だ。私もやむを得ず、10.10を捨てざるを得なかった。あらゆるマックがオフライン程度にしか、使い物にならないと表明しているのにも関わらず、宣伝ではマックの写真を多用するのは、余程映像関係にマックユーザーが偏っているということだ。
私が積極的に使っているノイズリダクションのプラグインはCUDAで加速するが、FinalCutProがOpenCLのため、無駄な時間をとられると記載されていた。全く困った会社である。
私が怪しいと確信したのは、その焦り具合だった。

確かBBCのニュースで”macOS High Sierra”を出荷した後、HOMEから、’root’と打ち込めば、”gust”が管理者権限でログイン出来るバグがあると報道されていた。これまでのアップルならば、2−3日でパッチを準備して、ダウンロードで解決したり、セキュリティーアップデートが即時行われるか、完全に解決できるまでユーザーにアップデートを待たせる位の最低限のマナーは守ってきた。しかし、対処方法は内蔵されているFailVaultでデータを暗号化して、漏れても大丈夫なようにして下さいという、安直な解決方法であった。
うっかり自動アップデートを選んでしまうと、しょっちゅう”macOS High Sierra”へのアップデートをせがまれる。ユーザーの情報をそんなに急いでほしがるのには、余程の理由があると考えられる。他のデバイスとの親和性が高いか、前回のようになし崩しになることを恐れているのか、全くわからない。全くわからないが、そうするしか今のところ防御する方法が見つからない。

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