Mac Pro とは何なのか 第四回 旧Mac Proの切り捨て戦略 「Final Cut Pro X」

20万円台という、初期のMac Proの価格の3分の1に押さえたことで「シルバーMac Pro」ラインの復活を期待したアップルは、2006~2008年モデルを大事に温存するユーザーに「あなたのマシンは古いから買い換えましょう」というメッセージを送る。

Mac Proユーザーの多くが(私のように)「Final Cut Pro」又は「Final Cut Studio」のユーザーであることを認識していたアップルは「Final Cut Pro X、Motion 5、Compressor 4のアップデート条件に、ビデオカードの制限を求める。

アップルサポートサイト参照

これらのグラフィックカード、及び内蔵チップは2008年後半以降の製品であることに注意したい。正直「Quadro FX 4500」まで、対象外としたのには驚いた。

私がグラフィックカードを出品し始めたのが2010年の10月、これを機に出品カードを一部のブートカードを除き「OpenCL対応カード」に限定することにした。

「最低システム条件」に「OpenCLに対応するグラフィックカード」を加えて実質上、指定カード以外でインストーラーが起動しないことにより「プログラムにOpenCLコード」が組み込まれたと私は思っていた。ソフトの出来映えはともかく、GPUとCPUの並行処理は既にWindows系のソフトでは常識となっており、時代背景を考えれば決してネガティブな開発ベクトルではないと思っていた。

ところが「Final Cut Pro X」が「OpenCL」を必須としていないというのが分かったのが、2011年7月に発売された「Mac OS 10.7 ( Lion )」の検証を行っている時であった。「Quadro 4000」「GTX400~500」シリーズなどFermiカードがを販売していた私を悩ませていたのが「Mac OS v10.7.2~10.7.4」におけるNVIDIAカードの「OpenCL」のバグフィックスであった。バイナリエディタで「パッチ」製作に追われている時にある疑問が浮かんだ。

「Final Cut Pro X」 がOpenCLベースで動作するソフトなら「OpenCL」をに実行できないバグがある限り動作しないのでは?というものだ。

そこで「OpenCL」が動作しない「Mac OS 10.7.3」上に、「Final Cut Pro X」をインストールしたところ、「MacBookPro 2008 Late」に於いても「Mac Pro」に様々な「OpenCLカード」をインストールしてみたところ、インストーラーは正常に機能し、動作も問題なく行えることが分かった。

つまり「Final Cut Pro X」には「OpenCL」は不必要であったわけである。組み込まれていたのは2008年以前のモデルに付属する「カードをはじく」プログラムだったわけである。

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