Mac Proユーザーは何故「紅組」を愛するか(3)

「ATI」と「nVIDIA」が同等に勝負できる土俵は、オンライン・ゲームだろう。プラットフォームを問わないからこそ、誰でも参加できるようにプロバイダーもセッティングを怠らない。Windowsユーザーに「紅組」が人気が強い理由がこれだ。一方、9割以上「紅組(ATI)」で製品を作ってきたMacOS側にオンライン・ゲームがほとんど存在しないのは皮肉としか言えない。日本語に限れば「ゼロ」だ。

ビデオカードの性能を調べるためにレビュー記事を検索することが多いのだが、そこで繰り広げられる「計測ソフトウェア」が、ずらりとゲーム用に提供されたもので、MacOSには全く役に立たない。決してゲームを卑下するわけではないが、そのためにMacOSを選ぶ人は少ないだろう。

Windowsユーザーは当たり前のように知っているが、プロフェッショナルな画像処理の分野で「紅組さん」は完全に茅の外で「クロ組さん」を選ばないと、全く動かないソフトが山とある。

MotionDSPの「Ikena」は監視ビデオなど、ぼやけた映像を復元するソフトで、「CSI:科学捜査班」など外国ドラマでお馴染みだろう。実際に「CIA」も使用しているということで、一躍有名になった。
非常に高額な「Ikena」の子分「vReveal」は、コンシューマ向けにビデオ映像の解像度を上げるもので、試用もできる。
これらは「nVIDIA」の「CUDA」対応ビデオカードでしか、動かない。
Avid(Digigesign),Adobe,などMacでお馴染みのソフトハウスも、MacOSで無理に動かさざるを得ない状況に苦慮している。「クロ組(nVIDIA)」の「CUDA」と「紅組(ATI)」の「ATI Stream」の統合を図ろうと<アップルが提唱した>「OpenCL」も「CUDA」先ありきの画像処理世界の中で、ソフトハウスがわざわざ「ATI Stream」用のGPGPUプログラムを書くなどという、面倒なことは辞めてしまった。
何よりもっとも「紅組」の応援団のはずの、アップル自体が「紅組(ATI)」&「クロ組(nVIDIA)」に公平な、規模の大きいソフト開発を次々に辞めて云っているという現実がある。
それより「FinaCut X」の「OpenCL」構想のずっこけの後、どんどん大きなソフトハウスが、MacOSプラットフォームから出て行き、昔のようにWindowsのみバージョンが進むという状態に変化していると私は見ている。
非常に酷な話だが「Apple is dropping ATI(AMD)」も十分にあり得ると思っている。Mac Pro2013がつまずいているのは、アップルがアップルらしい「Think Differnt」を実践しないと、新製品を出せないと自分を縛ってしまっているからだ。
Mac Proは継続して出してもらいたいが、アップルお得意の「びっくり!」機能は必要ない。普通にPCIを3.0,USB3,Thanderbolt,Sata6G/s転送と、他のMacと同じことをやってくれればいい。
それはそうと「PlayStation3」は「CPU=PowerPC+GPU=nVIDIA」だったが、待機中の「Playstation4」は「CPU=AMD+GPU=ATI Radeon」の親子共演と決まったようだ。なんかどこか、懐かしいような気のするベクトルだ。
なんか「Pipin」を思い出したw

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