アップルを支えて来た世代の記録

約20年ほど前「マルチメディア」というキーワードが中心となり、アップルコンピューターの「マッキントッシュ」に俄然注目が集まっていた。その頃、私は埼玉で2年、東京で2年、コンピューターの専門学校で講師をしていた。もっぱら自分の映画制作のためにマックを応用していた私にとって「教える」ということが、如何に大変かを思い知らされた4年間だった。

特に「座学」と呼ばれた教壇の上に立つ授業は苦痛この上なく、生徒の余りの退屈ぶりに辟易していた。今はキリストの弟子のユダのようにアップルに敵意丸出しの私だが、当時はマックを神のように崇める使徒であった。その歴史的背景を生徒に面白おかしく伝えるために「スターウォーズ」のパロディ小説を書いてみた。しかし、余りに広範囲の検証が必要で下書きで終わってしまった。

検証していただくため、マック系のメーリングリストに投稿したところ、これがあたりにあたり大議論になった。パロディ小説は、結局完成はしなかったものの、その議論自体を教材に使うことにした。私は事実関係よりも、その頃のコンピューターを巡る戦国史を伝えたかったため、結果として事実関係はあいまいに終わってしまった。

しかし偶然にも、当時放送されていた「NHKスペシャルで」の「新電子立国」シリーズの中に、まさにその力関係を網羅したものがあった。このVTRを「iPhone6」購入に行列を作る世代に是非見て欲しいと思う。現在のアップルを支えて来た世代の記録だと云っても過言ではない。

 

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